2012年 02月 20日
組み付け前に・・・
菅平高原でマイナス29.2度だそうで・・・富士山を除く、本州で一番寒かったみたいです。
お客さんもいるので凍りついてないか心配です。
下界の上田は今日は暖かく、日中は自慢のエアコンも一時停止できました。
この寒さももう少しだと思うので、もうひと踏ん張りです。
では、真面目にお天気情報を提供したところで、昨日の続き・・・
組み付け前の、準備を紹介。
ピストン重量合わせ、ハーレーは2気筒ですので、ピストンも前後2つです。この2つの重量が前後で違うと、思わぬ不可になります。一概にピストンだけ合わせれば良いというわけではありませんが、最善の努力をしたいところです。
で、測ってみると、加工なしでいけそうです。
ショベル以前ですと、ほとんどが、社外のピストンに変わっており、この社外のピストンが悪さをします。重量はあっていないので加工します。
んでもって、新品いえど、少し細工をしてあげないと、残念な結果になります。
もちろん、エンジンの仕様によって、ピストンのチョイスも大事です。現在では様々なメーカーからリリースされているので、注文する際には注意が必要ですね。
そして、汚い手です。抱かれたい男ワーストワン
いや、違う。
リングギャップを測ってます。
ピストンは使えそうでも、ピストンリングがダメな場合があります。
リングはシリンダーの中で、色々な機能を果たしております。
測定して、規定から外れていたら、溶接します。
嘘。交換します。
ダメリングでいいやと、組み付けすれば、白煙も出てきちゃいますからね。
シリンダーも真っ直ぐな円柱ではなく、細かく測定するとタル型がほとんど。
測定も一箇所ではなく、数箇所行うのが、基本です。
今回はまだ大丈夫。
さすが、エボって感じです。
これはシリンダーヘッドボルトです。
座面にスレッドコンパウンドを塗布します。ここのボルトはトルクかけるにも、お約束があり、トルクも大きいので、摩擦抵抗を減らすためですね。
まあ、シリンダースタッドが錆びていては意味がありませんが・・・
ネジを甘く見ると、そのうち、痛い目に合うのでやります。
こういう細かい作業をするか、しないか、で品質、クオリティに差が出ます。
良いバイクというのは、パッと見ではなく、細かいとこに答えがあります。
偉そうに語ったとこで、マフラーのスタッドも確認していきます。
ヘッド組み付けて、ネジ、ネメテルヤン なんてなったら、たまったものではありません。
これは、サビがあったので、念の為、ダイスを通しました。スルスルNUTも気持ちよさすです。
で、この時点で、マフリャーガスケットも入れとくと、後で忘れませんね。入れやすいしね。
で、ピストンと組み付け。無理やり入れるとコンロッド曲がってしますので、ピストン十分温めて挿入。
ハンマーなんかで叩いてはダメです。コンロッドの下にはベアリングもあるし、無理矢理はいけません。
クリップ入れ忘れないで。
シリンダー入れる前にリングの合口の向きも指定があるので、合わせて。
リングも上下あるからね。
よーーーーーく、観察しましょう。
話はかわり、明日(火曜日)は、急用でお休み致します。
あさって水曜日はしっかり開けますので、よろしゅうお願い致します。
ではでは、アデゥイー!!