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組み付け前に・・・

今朝はだいぶ冷えた模様です。

菅平高原でマイナス29.2度だそうで・・・富士山を除く、本州で一番寒かったみたいです。

お客さんもいるので凍りついてないか心配です。

下界の上田は今日は暖かく、日中は自慢のエアコンも一時停止できました。

この寒さももう少しだと思うので、もうひと踏ん張りです。

では、真面目にお天気情報を提供したところで、昨日の続き・・・

組み付け前の、準備を紹介。
組み付け前に・・・_a0257316_1736541.jpg

ピストン重量合わせ、ハーレーは2気筒ですので、ピストンも前後2つです。この2つの重量が前後で違うと、思わぬ不可になります。一概にピストンだけ合わせれば良いというわけではありませんが、最善の努力をしたいところです。

で、測ってみると、加工なしでいけそうです。

ショベル以前ですと、ほとんどが、社外のピストンに変わっており、この社外のピストンが悪さをします。重量はあっていないので加工します。

んでもって、新品いえど、少し細工をしてあげないと、残念な結果になります。

もちろん、エンジンの仕様によって、ピストンのチョイスも大事です。現在では様々なメーカーからリリースされているので、注文する際には注意が必要ですね。


組み付け前に・・・_a0257316_1734476.jpg

そして、汚い手です。抱かれたい男ワーストワン



いや、違う。


リングギャップを測ってます。

ピストンは使えそうでも、ピストンリングがダメな場合があります。

リングはシリンダーの中で、色々な機能を果たしております。

測定して、規定から外れていたら、溶接します。

嘘。交換します。

ダメリングでいいやと、組み付けすれば、白煙も出てきちゃいますからね。

シリンダーも真っ直ぐな円柱ではなく、細かく測定するとタル型がほとんど。

測定も一箇所ではなく、数箇所行うのが、基本です。

今回はまだ大丈夫。

さすが、エボって感じです。


組み付け前に・・・_a0257316_1735495.jpg


これはシリンダーヘッドボルトです。

座面にスレッドコンパウンドを塗布します。ここのボルトはトルクかけるにも、お約束があり、トルクも大きいので、摩擦抵抗を減らすためですね。

まあ、シリンダースタッドが錆びていては意味がありませんが・・・

ネジを甘く見ると、そのうち、痛い目に合うのでやります。

こういう細かい作業をするか、しないか、で品質、クオリティに差が出ます。

良いバイクというのは、パッと見ではなく、細かいとこに答えがあります。


組み付け前に・・・_a0257316_17351981.jpg

偉そうに語ったとこで、マフラーのスタッドも確認していきます。

ヘッド組み付けて、ネジ、ネメテルヤン  なんてなったら、たまったものではありません。

これは、サビがあったので、念の為、ダイスを通しました。スルスルNUTも気持ちよさすです。

で、この時点で、マフリャーガスケットも入れとくと、後で忘れませんね。入れやすいしね。

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で、ピストンと組み付け。無理やり入れるとコンロッド曲がってしますので、ピストン十分温めて挿入。

ハンマーなんかで叩いてはダメです。コンロッドの下にはベアリングもあるし、無理矢理はいけません。

クリップ入れ忘れないで。

シリンダー入れる前にリングの合口の向きも指定があるので、合わせて。

リングも上下あるからね。

よーーーーーく、観察しましょう。





話はかわり、明日(火曜日)は、急用でお休み致します。

あさって水曜日はしっかり開けますので、よろしゅうお願い致します。

ではでは、アデゥイー!!
by garagegiraffe | 2012-02-20 18:36 | メンテナンス